YCAM InterLab Camp vol.4 遠隔・身体・共創

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遠隔時代の「身体的つながり」を探る

第一線で活躍する技術者や研究者を迎え、今後のメディアアート作品の制作に使用されるツールについて紹介し、国内外の参加者とともに学ぶ集中ワークショップ・シリーズの第4弾です。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、人が集まることに制約が生まれ、社会的・経済的活動の一部がオンラインへと移行しました。コミュニケーションにおける身体のありようは変化し、利便性がもたらされた一方で、多くの課題が存在しています。

 

このイベントでは、国内外で先進的な取り組みを行うゲストを講師に迎え、「遠隔・身体・共創」をテーマにレクチャーやワークショップを開催。遠隔通信技術がもたらす新しい身体イメージや、今日的な課題について、理解を深めるとともに、表現を軸とした応用可能性を模索していきます。

 

メインイメージについて

メインイメージには「eyefont」を使用しています。「eyefont」は視線による描画装置「The EyeWriter」を用いてつくられたオリジナルフォントです。クリエイター集団「Semitransparent Design」から生まれたアートユニット「セミトラ」の委嘱作品として2011年にYCAMで制作・公開されました。

 

公式サイト

https://www.ycam.jp/events/2022/interlab-camp-vol4/
※申し込みはこちらからお願いします。

1日目(12月16日)

研究者の南澤孝太や渡邊淳司をモデレーターに迎え、「身体」と「遠隔」といったキーワードについてのパネルセッションを開催。先行事例や技術動向、課題について理解を深めます。

 

イントロダクション

12月16日(金) 10:00〜12:00/スタジオA/参加無料 ※要申込

菅沼聖 エデュケーター

大脇理智 映像エンジニア/メディアトゥルグ

 

トークセッション#0

12月16日(金) 13:00〜13:30/スタジオA/参加無料 ※要申込

南澤孝太

渡邊淳司

 

トークセッション#1:身体

登壇者:笠原俊一、脇坂崇平、小鷹研理

モデレーター:南澤孝太

開催日時:12月16日(金) 13:30〜14:45

会場:スタジオA

参加費:参加無料 ※要申込

これまで身体とテクノロジーに関わる様々な実践を行ってきた講師陣が自身の活動や研究についてプレゼンテーションを実施。今後、テクノロジーによって拡張していく身体の可能性や展望を提案します。

※本セッションは科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業「Project Cybernetic being」との共催企画となります。

 

トークセッション#2:遠隔

登壇者:田中由浩、村田藍子、杉浦崇仁

モデレーター:渡邊淳司

開催日時:12月16日(金) 15:00〜16:15

会場:スタジオA

参加費:参加無料 ※要申込

触覚情報をはじめとする身体性情報がインターネット上を流通し、遠隔でも人と人が情動的な形で結びつく社会が近い未来やってきます。そのとき、人はその体験を通して潜在的な欲求がより引き出されたり、他者に対する社会的な振る舞いの原理が変化すると考えられます。本セッションでは、情動情報や触覚の共有による人と人のインタラクションやパーソナルスペースの変容について、また、コロナ禍での教育現場でのケースからその適用可能性について議論します。

※本セッションは学術変革領域研究「デジタル身体性経済学の創成」との共催企画となります。

2日目(12月17日)

YCAMで様々な身体表現の制作に携わってきた大脇理智をモデレーターに、「共創」についてのパネルセッションを開催。その後は、参加者がグループにわかれ、「未来の身体のシナリオ制作」のアイデアを探索します。

 

トークセッション#3:共創

登壇者:God Scorpion、齋藤達也、カイ・クンツェ

モデレーター:大脇理智

開催日時:12月17日(土) 10:00〜11:30

会場:スタジオA

参加費:参加無料 ※要申込

 

3日目(12月18日)

参加者によるショートプレゼンテーションと講師陣によるフィードバックを通じて、今後、変化する身体性を土台としたコミュニケーションや社会のかたちを議論・検討していきます。

 

ハッカソン

開催日時:12月16日(金)〜18日(日)

会場:スタジオA

参加費:参加無料 ※要申込

 

デモ技術をベースに、参加者はチームに分かれて応用のアイデアを探索します。デモの開発者らもファシリテーターとなり、参加者と共にハッカソン形式でアイデアの試作、実験を行います。テクノロジーと身体の関係性や、そうした技術が浸透した社会への想像力をテーマに据え、「未来の身体のシナリオ制作」のアイデアを探索します。

 

プレゼンテーション+講評会

12月18日(日) 15:00〜16:50/スタジオA/参加無料 ※要申込

基本情報

開催日時:2022年12月16日(金)〜18日(日)
12月16日(金) 10:00〜20:00
12月17日(土) 10:00〜20:00
12月18日(日) 10:00〜16:50
※3日間通し

会場:スタジオA
参加費:参加無料 ※要申込

主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市教育委員会
共催:科学技術振興機構 ムーンショット型研究開発事業「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」、科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B) 2021「デジタル身体性経済学の創成」
助成:令和4年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
共同開発:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]

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