認知拡張研究グループのソンヨンア(法政大学)、鳴海拓志(東京大学)、新山龍馬(明治大学)によって開発が進められている、身体から生えてくるやわらかい分身ロボット「Puff me up! 」がInnovative Technologies 2022に採択されました。
【「Innovative Technologies」とは】
「Innovative Technologies」は、イノベーションによってコンテンツ産業の発展に大きく貢献することが期待される先端技術やコンテンツを広く公募した上で、公募及び有識者による推薦候補の中から優秀案件を選出・表彰し、国内外に発信するプロジェクトだ。2012年に経済産業省事業としてスタートした同プロジェクトは、2018年より一般財団法人デジタルコンテンツ協会の自主事業として継続しており、2021年までに160件の、企業や大学の先端的なコンテンツ技術を表彰してきた。なお、同年の開催では競輪からの補助や、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の後援を受けている。
遠隔にいる人の会話や動作を伝える分身ロボットの研究では、どこでもインタラクションを行えるようにウェアラブル型のロボットが開発されてきました。採択技術では、ソフトロボットを用いることで小型・軽量・安全かつデザイン自由度が高い分身ロボットを実現。外皮が布でできており、必要な時だけ空気で膨らんで現れる。内部の紐を制御することで狙った動きを作ることが可能で、使わない時には薄く折り畳めるため、服やアクセサリーのように身につけるものからフワッと他者が現れて動く、未来のコミュニケーションを提案します。